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素晴らしき恩寵… Amazing grace...

レポート

1月15日に8回目の特別集会が開催されました。 今回のテーマは、「素晴らしき恩寵…(Amazing grace...)」。

「恩寵(おんちょう)」、あるいは「恵み」。日本語にすると尚の事分かり難くなってしまう言葉のようにも思えます。クリス氏はそれを「無条件の愛」だと定義します。

では、聖書では、この「無条件の愛」をどう描いているのでしょうか。四つの有名な話からそれを紐解こうとします。「失われた硬貨」「失われた羊」「失われた息子」。有名な話なので、詳細は語りませんでしたが、どこか普通でない部分を感じてしまうストーリーです。そして「ぶどう園の働き人たち」の話も重ねて考えます。

何か違和感を感じるのは、自分はその探し出されたものではなく、それが探し出された様子を隣で見ていると思ってしまうからかもしれません。自分が探し出された硬貨で、こんなにも喜ばれたなら。自分が迷子になった羊で、必死に探し出そうとしてくれた牧者の腕に抱き上げられたなら。自分が兄ではなく放蕩息子であったなら。自分は夕方に農場にやってきた労働者だったなら。…このように考えたなら、一方的に愛そうとしてくださる神の想いが迫ってきます。そして、イエス様は天の父はこうした方だと説明し続けています。

そこまで愛されていると感じられたなら、そう信じられたなら、人はその内側から変わっていくように思います。愛されているという自己認識(アイデンティティ)と、それが神からのものであるという凄まじい状況。それは単なる「ありがたい」と思うだけでなく、他の人にも味わって欲しいと思うようになるのだと思います。それこそが、クリス氏が私たちに伝えたくなった原点なのでしょう。